国産やっちろ汐バナナが
無農薬栽培で育つまで

やっちろ汐バナナは熊本県・八代市で育つ「国産・無農薬のバナナ」です。日本で、しかも、無農薬でバナナを育てることは、とても手間がかかるものです。だけど、待ってくださる消費者のみなさんのためと思えば、それも嬉しい苦労に。やっちろ汐バナナ栽培の方法や、その工夫をご紹介します。

無農薬栽培で育つまで

育成環境

バナナは、八代市内のビニールハウスで育成をしています。

バナナは本来フィリピンや南国でよく育つ果物で、気温を暖かく保つ必要があります。暑くなり過ぎた場合は、ハウスの一部を開けて外気を入れたり、ミストを使用して温度を下げるなどの工夫をしています。

やっちろ汐バナナが育つビニールハウス
やっちろ汐バナナが育つビニールハウス

苗植え

まずは苗を植えるところから、バナナ育成は始まります。葉の様子を見ながら、カイガラムシなどの害虫や病気に侵されていないか、慎重にチェックしながら育てていきます。

苗植え
苗植え

1ヶ月〜半年程度まで

pH数値や水分量、根の深さなども見ながら、必要に応じて肥料を追加して育てていきます。だんだんと葉や樹木が大きくなり、葉の色も濃い緑色へと変化していきます。

苗植えから1ヶ月
苗植えから1ヶ月

数ヶ月ほど経つと葉が大きくなり、木の大きさも人の背丈ほどにまで伸びていきます。葉が大きくなりすぎると、日光を防いでしまう、また余分な葉に栄養をとらてしまうなどの影響も。

適宜ストレッチ(間引き)をして、葉の量を調整します。

葉の量を調整
葉の量を調整

害虫対策

害虫への対策に農薬は使用していません。バナナに虫よけカバーをかける他、ひとつひとつ人の手で害虫を取り除いたり、ハウス内に虫とり紙を設置したりして対策を行なっています。

バナナにカバーがかかっている様子
バナナにカバーがかかっている様子

数ヶ月ほど経つと葉が大きくなり、木の大きさも人の背丈ほどにまで伸びていきます。葉が大きくなりすぎると、日光を防いでしまう、また余分な葉に栄養をとらてしまうなどの影響も。

適宜ストレッチ(間引き)をして、葉の量を調整します。

葉の裏にいるハダニは、手作業で取り除きます。
葉の裏にいるハダニは、手作業で取り除きます。

約半年後〜バナナの実がなるまで

育成開始から半年ほど経つと、「苞(ほう)」という葉っぱが見られます。これはたくさんの花をつつんでいる葉っぱで、60㎝ほどの葉が何枚も重なっています。

この中に花が咲き、花の根本部分がバナナの果実になっていきます。

バナナ育成開始から半年ほど咲く「苞(ほう)」
バナナ育成開始から半年ほど咲く「苞(ほう)」
バナナの花の様子、緑色の部分が果実に
バナナの花の様子、緑色の部分が果実に

苞が大きくなり、地面に近づくように伸びていきます。その表面がめくれ上がると、バナナの果実がたくさんできているのが見えます。

苞が大きくなり地面に近づく
苞が大きくなり地面に近づく
バナナの果実がたくさん
バナナの果実がたくさん

いよいよ収穫!

実が太く膨れてきたら、いよいよ収穫。まだ青い状態で収穫をして、出荷の準備を始めます。

バナナの育ち具合はそれぞれバラつきがあるため、大きさや熟成度合いを見極めながら収穫をしていきます。

大きさや熟成度合いを見極め
大きさや熟成度合いを見極め

人の手で時間をかけて育てた無農薬バナナ。果実の大きさにもバラつきがあるため、様々なサイズ展開でご提供をしています。ひとつひとつ丁寧に育てたやっちろ汐バナナを、ぜひ一度味わってみてください。

ひとつひとつ丁寧に収穫
ひとつひとつ丁寧に収穫
生産者へ、ご感想をInstagramからコメントください。

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